食中毒とは、食中毒を起こすもととなる細菌(さいきん)やウイルス、有毒な物質がついた食べ物を食べることによって、げりや腹痛、発熱、はきけなどの症状(しょうじょう)が出る病気のことです。食中毒の原因によって、病気の症状や食べてから病気になるまでの時間はさまざまです。時には命にもかかわるとてもこわい病気です。
細菌による食中毒にかかる人が多くでるのは気温が高く、細菌が育ちやすい6月から9月ごろです。ウイルスによる食中毒は冬に流行します。また、キノコや魚のフグなどには、自然に有毒な物質を含んでいるものがあり、そういったものをまちがえて食べることによって食中毒になることもあります。食中毒を起こす細菌は、土の中や水、ヒトや動物のひふや腸の中にも存在していて、とくべつな菌というわけではありません。そのため、食品を作る途中で菌がついてしまったり、家庭で料理したものを、あたたかい部屋に長い時間置いたままにしておくと、細菌が増えてしまいます。
出典:農林水産省HP(http://www.maff.go.jp/j/syokuiku/kodomo_navi/featured/afp1.html)
平成28年10月1日よりB型肝炎ワクチンが定期接種となりました。(接種回数3回)
型肝炎ウイルスの感染B型肝炎はB型肝炎ウイルス(HBV)が血液・体液を介して感染して起きる肝臓の病気です。HBVは感染した時期、感染したときの健康状態によって、一過性の感染に終わるもの(一過性感染)とほぼ生涯にわたり感染が継続するもの(持続感染)とに大別されます。
ウイルスを体内に保有した状態となり、そのうち約10%の人は慢性肝炎を発症し、肝硬変、肝臓がんへと進行する危険性が高くなってしまいます。肝硬変になると3人に1人が肝臓がんを発症しています。
B型肝炎ワクチンは感染を防ぎ、将来、肝臓がんから命を守る「がん予防ワクチン」です。
1歳未満(生後2カ月以上9カ月未満)
生活習慣病といわれる糖尿病や高血圧症、脂質異常症は、最初は症状がなくても心筋梗塞、脳卒中などの重大な病気につながり、生活の質の低下や医療費の増大を招きます。
特定健診はメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に着目して、これらの病気のリスクの有無を検査し、リスクがある方の生活習慣をより望ましいものに変えていくための保健指導を受けていただくことを目的とした健康診査です。
腹囲・BMI、血圧、HbA1c・空腹時血糖、中性脂肪・コレステロール(HDL・LDL)、尿検査など
参考:どんな健診があるの?(全国健康保険協会HP)
蚊に刺されてなる感染症のひとつです。
流行地に観光や仕事などで出かけた方が現地で蚊に刺されて感染し、帰国してから発症する場合があります。
潜伏期間は3~12日です。
ジカウイルスは1947年にウガンダのジカでみつかったウイルスで、アフリカ、南アジア、東南アジア、中南米での流行が確認されています。海外に出かけた後に体調不良で病院を受診する際は、まずは病院に電話をし、渡航歴を医師やスタッフに必ず伝えてください。
ウイルスに感染した媒介蚊の吸血によりヒトへ感染。感染したヒトと同じ場所にいたりしても他のヒトに直接病気がうつることはありません。
主として軽度の発熱(38.5℃)、頭痛、関節痛、筋肉痛、班丘疹、疲労感、倦怠感など。病院に行くことを考えるような事例では、発熱、頭痛、眼球結膜充血、皮疹、筋痛、関節痛等があり、デング熱やチクングニア熱の症状によく似ています。数日で治ることがほとんどです。流行地へでかけても、何も症状がない場合は病院を受診したりする必要はありません。